続々とさまざまな情報が届いています。被災地の方でも通信手段がなくて情報が入手
できずお困りの方が多いですし、被害があってもあまり報道されない地域もあるようです。
このコーナーは主に現地で被災された方からのレポートをお届けします。

被災地の状況レポート

山田周生さんのブログ
3月26日15:00 をもちまして、物資の受け入れを一時休止をさせて頂きます。
(たくさんのお問い合わせがあり、数量把握とスペース確保のため)

多くのご連絡を頂きまして、ありがとうございました。
皆さんとの繋がりを改めて感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。
しっかりと現地へお届けしたいと思います。

なお、すでに集めて頂いた分は、通常通り送って頂いてもちろん大丈夫です。
下記の手順通り、お願いいたします。

*個人の支援組織なのでスペースが足らず、いったん休止されています。
体制が整い次第、またご支援お願いいたします。

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被災地の状況レポート

山田周生さんのブログ
廃食油を精製しては自分で給油して日本一周中の山田周生さんのブログに、岩手での様子が掲載されています。
被災地にお住まいでも山川でほとんど被害がなかった方が、ボランティアに出たくともガソリンが無く、動けないと言っておられました。
山田周生さんは、ガソリンでなく廃食油で走っておいでなので頑張っておられます。
地球一周されたことも驚きでしたが、こんな時にもすばらしい機動力が発揮できるものと驚くとともに、未来の光明を感じます。

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被災地からの体験記2

グロッセ世津子さんが転送して下さったレポートです。

皆さま。

「見た目は少しづつ、復興しつつあるように見えますが、全くこれからですね。」
朝、付けたテレビの危機管理なんとかという専門家の、あまりに心なく吐き捨てられた言葉。
それはそうかもしれないけれど・・・。
それにしても、その言葉がどれほど私たちの今の想いを切り刻んでいるのか行って、頭
を叩いてやろうかと思うほど、腹が立つやらなにやらで。
現場で頑張っている無数の方々の本当の姿を伝えたくて、今、メ-ルを一気に書き
上げました。
お時間のあるときにでも読んでください。

中華屋さんを営んでおられるご夫婦。これはその奥様から直接お話をお聞きし、私も
お力を頂いたお話です。
ご夫婦は、被災時から駐車場にご近所の方々を集めて車を寄り添うように並べてキャン
プのような形での避難生活をされていました。
ご近所の方々にも信頼は厚く、当初はおにぎりや豚汁を振舞ったりもされて大変献身的
に頑張っておられましたが、余震が少なくなってからは、一階のお店に布団を並べてじっとしているだけの日が3日ほど続いていました。

これからの生活の不安。散らかったままのお店の空間。
だんだんと不安定な精神状態に陥っていくご主人の様子を見かねた奥様。
無理矢理ご主人を車に乗せ、既に復興に向けて動き始めている仙台の街の光と人々の
姿を見せて、ご主人に向かって「このまんまじっとしていたら、私たち駄目になるよね!」
と言われたのだそうです。
そこで何かをお感じになったご主人がはっと気づいたように「よし、とにかく店を開け
よう。」と言われたのだそうです。
奥様の想いと行動がご主人を動かしたのですね。

まずは、地震で散らかった食器類、置かれた避難用の布団を片付け、お店に新鮮な
空気を入れることから始められたそうです。
それは、心の一歩でもあったと思います。
(私も、とにかく、そこからという思いで治療室を開いたので、お気持ちが本当に良く
分かりました。)
今、ある材料をかき集めて500円で、カレ-やマ-ボ-豆腐という限定メニュ-を提供
し始めておられます。

お誕生日に娘といつもこのお店に訪れてマ-ボ-豆腐を食べるのを楽しみにしていた方
は、悲惨な街の状況に、もう二度とこの店で食べることは出来ないと思っておられたそうです。
ところが、通りがかったその店の前から、あのマーボ-豆腐の匂いがしている。
「ああ、又、この娘と誕生日を迎えられると思うと本当に嬉しい」と目を潤ませて奥様に
そのことを伝えられたとのこと。
奥様はそのときにはじめて、「ああ店を開けて良かった」と思ったそうです。
踏み出した一歩が、正しかったことを実感されたのだと思います。

とにかく住宅を安全な場所にということで、都市部への住宅の提供が叫ばれています。
しかし、私の家に避難している石巻の義理の母は、「何年かかってもいいがら、同ず
ところさ(同じところに)に住みたいんだぁ。」としみじみと語られます。

清水先生の述べられた「住むと棲む」の違いが分からなくては、単なる場所の復興よりも
踏み込んだ、心の復興を含んだ本当の居場所の復興は出来ません。

中華屋さんの一歩は、まさにその居場所への復興への一歩を示しているのではないで
しょうか。
マスコミの目には届かない、数々の与贈のはたらきが今も救済の循環を起こしているのです。

被害の大きかった地域から近くにある小さなお店。
若い方には見向きもされないような小さな和菓子のお店ですが、何か一つでも出来る
ことからという思いで、少ない材料を使いながら、心をこめて創ってくれたおふかし(
もち米ごはん)とがんずきの味。

私にとってもいろいろな意味で、忘れられない味になりそうです。
与贈の一歩こそ、共に生きる復興への本当の一歩です。

本多直人

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被災地からのレポート

グロッセ世津子さんが転送して下さったレポートです。

昨日の夜からガソリンスタンドに並び、20リットルの限定給油が出来たのが13時間後
の今日のお昼でした。さすがに少し腰痛気味です。
大手の食料品のお店には、朝から1000人近くの行列、コンビニの食料もあっという間に
品切れになっている状態です。
今日は、連絡のつかなくなっている妻の実家の家族の安否をなんとか確認したいと他の
患者さんのお家に水を運んでから、実家のある石巻に向かいました。
(20リットルのガソリンで、往復120キロのちょっと緊張感がありました)
町は、泥と海水で異臭が漂い、あちこちの道路はでこぼこでしたがそれでも、テレビの
パニック風の編集とは全く違う場の空気を感じとることも出来ました。

さて、初日からいろいろありますが、ここまで印象に残った体験を少しレポ-トします。

「介護の場」



今回の地震が起きてすぐに問題になったのが人工呼吸器をつけていらっしゃる患者さんです。
電力を賄うことが出来なくなると、時間との勝負になります。
ガソリンの自家発電機も2時間程度のものしかないために病院に搬送することになりまし
たが、救急車ももちろん混み合っており自家発電が切れる時刻に迎えに行けるかもわか
らないとのこと。
そこで今回は、次々と来る余震で今にも崩れてきそうな古い家屋に踏み込んで病院に
行くのを嫌がる患者さんを説得して何とか担ぎ出し、呼吸補助を家族の方にお願いして
なんとか無事に自家用車で病院への移動を終え、ほっと胸を撫で下ろした次第です。

こんなときは医療機関に頼ることが本当に難しいので、繋がりを持った者同士で声を掛
け合い、協力をし合うことが命を救うことになります。
足をしっかり運んで、患者さんの顔をみて身体に触れ、「もう、大丈夫ですよ!」と背中
をさすりながら力強く車いすを運んでいくことも、心の不安を和らげるためにとても大切
です。患者さんの安心されたそのお顔。本当に嬉しいものです。
私たちも力を頂くのですね。
普段から介護の場がしっかりと育まれていることが非常時いかに力を発揮するか、改め
て思い知らされた次第です。

「発電機付きの携帯ラジオは本当に役に立ちます」



その他にも、地震速報や、様々な現況を伝えてくれる懐中電灯の付いた携帯のAMラ
ジオ(電池ではなく自家発電式です)は大変、役に立つということも分かりました。
当たり前のことのようですが、現状では、携帯やインタ-ネット等は、少し電気などの
復旧した後の方が役に立つということだと思います。

「個人商店」



大手のコンビニやス-パ-よりも力を発揮しているのが、個人商店です。
普段は、近所の人しか訪れないような、影に隠れぎみな存在の小さなお店が機動力を
発揮しています。

「日本人の凄さ」



さらにちょっと感動したことがいくつかありました。
その一つは信号機もない中で、車が驚くほどスム-ズにしかも譲り合いながら流れていること。
二つ目は、燃料や食料の供給に並ぶ長蛇の列を決して壊さず何時間も並び、声を掛け
合っている光景。
ガソリンスタンドで並んでいても実に整然としていることにちょっとした感動を覚えます。

「横糸から縦糸が・・・」



被害の大きかった石巻の田舎に住む妻の家族も、津波の中で頭まで水が来て命からが
らの思いをしたり、家屋や車を流されたりしながらも、お互いが助け合って元気でいてく
れました。
ついでにまだ家族との連絡が取れない息子の友達を家に受け入れて、一緒にペット
ボトルにお湯を入れたコタツを囲み、私も皆も不思議なくらい明るく活き活きとした気持ち
で、ろうそくの光を囲んでカレ-を食べました。

何気ない光景ですが、その場のあまりの温かさに日本人の横糸を創る素晴らしい力を
感じずにはいられませんでした。
しかもこの横糸、与贈といっていいのか分かりませんが、互いが与え合う形を取っている
為か、そこに、不思議な力強ささえ感じます。
今回に至っては、何か横糸が結びつきが強まっていくところから、あるときス-ッっと縦
糸が生まれてくるような、そんな人々の姿を初めて見たような気がした次第です。
共存在の深化が今、目の前で、とても穏やかにごく自然に、しかも力強く起こりはじめて
いる・・・!と感じた次第です。
何か、とても生命的なといいますか、さなぎがふっと皮を脱ぎ始めるような、そのふっと
成虫に変わる瞬間を見せられたようで大変感銘を受けた次第です。

清水先生が、地獄と浄土ということをメ-ルに書いておられましたが、私はひょっと
したら浄土にいるのかもしれません。

今は「生きている」というところを共有する喜びの方が大きいのだと思いますが、これから
が「生きていく」という重要なところにさしかかってきますね。
明日からも与え贈る思想でしっかりと動きます。

以上、今日の報告です。   本多直人

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岩手よりのレポート

グロッセ世津子さんの岩手のお友達からのメールして下さいました

廃食油を精製したバイオ燃料で、日本一周中の山田周生さんが丁度岩手を通過中で、
グロッセさんのお友達の家に滞在中地震が起こりました。
ガソリンスタンドで給油しなくても走れるBDFの威力を発揮して、岩手から釜石へと物資を運び、大活躍されているそうです

みなさんへ
やえはた自然農園 藤根チームはみんな元気です。 只ネットが繋がりません
いま滞在してくれている方のパソコン借りて 書いてます

三陸、海野方面の被害は本当に壊滅的です

今、天ぷら廃油で燃料を作る装置を車につんで走っている バイオディーゼルアドベン
チャーの山田周生さんと永嶋さんが農園に泊まってくれてて釜石に援に出掛けています
情報がサイトで見れます
周生さんのブログ

被災現地の状況とかも書いてあります。 良かったら確認ください
福島の原発が気になります。 メルトダウンになったら日本はアウトです。
今その紙一重の状況と思います。

浜岡原発とか他の原発も地震が来たらアウトです。
是非みんなで声を上げて日本中の原発を止めれたらと思います。

ネットアクセスできる方は是非いろんなブログとか情報をキャッチし、仲間と連携して宜しお願いします。
多くの市民が声を上げればきっといい方向に行きます

こちらは情報がないだけで、恐らく既に動いてる方も多いと思いますがどうぞ宜しくお願します。
未だ原発の情報少ない方は あるいは報道情報だけの方は てんつくまんのメルマガか
鎌仲ひとみ監督のサイト 広河隆一さんのサイトとかを検索してみてみて下さい
テレビは非常に少ない情報だけをいっている気がします

では
全てはいい方向に向かいますように
感謝を込めて



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