㈱鶴田商会第二創業ご挨拶

ニュー・プロフィット・オーガナイゼイション

New・Profit・Organization を 目指して


今、私達の地球は人類をはじめとして全ての生命が存続の危機にさらされていると言って良いでしょう。自分の発したものは必ず自分に返ってきます。

 私達の子供達,これから生まれてくる人達に、きれいで住み良い地球を残すことは私達の責任であり、喜びであると思います。自分達のつけを子孫に廻す事はエゴイズムであり、自らにも害をなすことになります。自然・資源を奪い取るのでなく、大切に使い、守り育てる方向へと転換することが必要であると常々考えて参りました。



 弊社は 昭和22年現会長が創業して以来一貫して電熱線を扱い、ワイヤーハーネス・ステンレス線と業務の幅を広げてまいりました。その間多くの方々に教えられ助けられてまいりましたが、平成10年株式会社ユーテックジャポンの吉田又康様とお目にかかり、環境事業部エコ・ブランチをはじめることになりました。
 吉田社長は美しい地球を取り戻したいと願い、自然界の知られていない働きを発見し環境に役立つ商品を開発するというコンセプトで、これまでに100アイテム以上の環境製品を開発されています。

 私達は大自然の理にかなった活動をすることにより、世の中に役だってゆきたいと願っています。従来の、いわば動脈流とも言える製造部門を補完する、静脈流にあたる環境事業部エコ・ブランチが加わり、会社も循環型に転換してゆけるのではと思っております。


 企業もこれまでの事業観、利益観を変えざるを得ない時期にきていると感じます。
この環境事業部をニュー・プロフィット・オーガナイゼイション(新しい利益観を持つ組織)として、多様性にみちた、いのちの活かされる社会創りに微力でも貢献してゆきたいと願っております。その一環として環境活動はじめ、社会を良くしたいという想いで活動している人や団体をサポートできるように、売上の一部を積み立て「ゼロエミッション基金」作りの歩を進めてまいります。


 行動を起こすのは「いつか」でなく「今」、この与えられた場で「誰かが」でなく「自分が」行動すべき時であろうかと思います。
 ひとりの力は小さくとも、志を同じくするものが横に手をつなげば大きな力になる事を信じて歩み続ける所存です。2000年を機に、株式会社鶴田商会は第二創業致します。
これからもどうぞよろしくお願い致します。


 2000年3月吉日

              株式会社 鶴田商会
                     代表取締役社長 鶴田 清